皆さんはpaginationという言葉を知っていますか?
paginationとは、ページに振られた番号のことを指します。Webサイトでもよく目にしますよね。
私の最近よく耳にするようになった気がするのですが、今回はその読み方について、考えました。
書いてること
paginationの読み方が納得いかない
私が主張したいのは、このpaginationの読み方、世間一般の人が「間違っている」ということ。
おそらく、この単語の読み方を検索すると以下のように出てくると思います。
pagination
ページネーション
私が以前SEOに携わってきたときは、社内がこの「ページネーション」でほぼ統一されていました。
初めて知ったのもそのころなのですが、どうにもその読み方に違和感を覚えていました。
だって、言葉の意味が理解できない。
耳で聞いた時に連想したのは以下のようなつづりだと思っていました。
page nation
pageはそのまま「ページ」だとして、
nationは「国」とか「コミュニティ」を指す言葉。
ページ王国?ページ国家?
ほら、意味わかんないですよね。
そう思ってつづりを調べると
pagination
pagenationならまだ「ページネーション」と読めなくないと思ったのですが、paginationがどうしても自分の感覚的に「ページネーション」にはなりませんでした。
Wiktionary先生に聞いてみた
そこで頼りにするのが、Wiktionary先生(英語版)。
英英辞書なんて持っていないので、よく頼りにさせてもらっています。
Wiktionary先生によれば、paginationのページに記載された発音記号はこうです。
pagination
[pædʒəˈneɪʃən]
強制的に日本語にすると「パジネーション」。
ほら!やっぱり違うじゃん。
そもそも、pagitationと「-ation」が付くのは、動詞を名詞化するためにつける接尾語。
(日本語的にいうと、「~すること」みたいな意味)
つまり、paginationとは
paginate+-ation
という形になるわけです。そもそも、区切る位置が違ったんですね。
(paginateの-ateが-ationになるので厳密には↑の表記はおかしいのですが。)
paginationとはpaginateの名詞形
paginateとは、ページにページ番号を振ることをさす動詞です。
先の「ページネーション」派の方は、ではpaginateを何と呼ぶんでしょうか。
paginate
ページネート
って、きっと読むんでしょうね。。
ちなみに、pageという単語、実はこれ単体でも動詞としての意味をもってるんです。
page
ページに番号をふる
いや、じゃあpaginateの意味!?っておもうんですが(笑)
ちなみに、動詞としてのpageを名詞系にすると
paging
[peɪdʒɪŋ]
ページング(ペイジング)となります。
こっちの方が、シンプルですし読み方を間違えることもないと思うので、コレの方がいいですね!
まとめ
この記事を書くにあたって、あらためて調べてた時に、Googleさん(Google翻訳さん)も「ページネーション」と言い始めてました。。
もはや、私もこの主張を続けるのには心が折れてしまいました。。
そもそも、paginationなんて、学生時代にも習ってなかったような言葉を無理くり使うのが、そもそもの間違いだった気がします。
結論、paginationの代わりに、pagingを使いましょう(笑)