ウェブサイト名とは、文字通り、ウェブサイトの名前です。
サイトを企画するときに一番悩み、苦心するものです。でもその分、考えるのは一番楽しいものです。
1回目の投稿は、このサイトを企画する経緯にもつながる、サイト名について、サイト名命名についての考察です。
書いてること
「のこと考えた」発案前夜
完全に個人のWebサイトは前々からやりたいと思っていながら、なかなか時間が取れなかったりして、ずるずると思い立ってから数年が経過していました。
サイトの概要(どんなことをやるのか)はずっと漠然とはあって、自分の自由なテキストを、何にも制限されずに書いてみたいと思っていました。
サイトのブランディングは正直面倒
サイトのブランディングだとかSEO戦略だとかを考えると、
- サイトコンテンツの内容は統一されること、だとか
- ターゲットユーザーのペルソナを定めて、それに向けて書く、だとか
色々セオリー的なものはあるけど、まぁ、めんどくさい。
仕事でもずっとそんなことを考えて、プライベートでもそんなことを考えるのかと思うと、正直辟易します。
なので、自分のサイトを持つときには、自由にやりたいこと、書きたいことを書こうと考えていました。
脳内の妄想を垂れ流すメディア
私の唯一の特技であり、趣味は、色々考えること。
これをメディア制作に活かせないかと考えました。
あるものに対して、その原理や仕組みを考えたり、歴史や成り立ちを妄想したり、他の似た事象との比較をしたりします。
暇つぶしが無限にはかどります。
でもずっと考えていても誰にも披露する機会は無いし、更にいうと、その機会に恵まれても、だいたい伝わらない。
「何を言っているのか分からない」
という表情をされているのがオチです。
もともと自己満足でやってるので、別に今のままでも満足なんだけど、できればどこかに吐き出したい。
そこで思い立ったのが、Webサイトにぶつけてみる、ということ。
誰も考えたことのないことなら検索に引っかかるかもしれないし、自分と同じようなことを考えたり妄想した人がいるかも!
これは励みになるぞ!
と、考えたわけです。
そうやって、私の「完全個人メディア企画」が人知れず(脳内で)進行していたのでした。
ダサいサイト名にはしたくない
しかし、自分の考えていることをただ羅列するだけでも、ダサいサイトにはしたくない。
(今でも十分ダサいぞ!という辛辣なご意見は求めておりません(笑))
例えば
- 〇〇ちゃんブログ
- 〇〇雑記帳
- 徒然草
みたいな、いかにも個人が趣味でやっているようなサイトにはしたくなかった。
いや、趣味でやってるからそれは構わないにしても、なんの工夫もないサイトタイトルは面白くない。
かといっても、カッコつけた横文字の名前も、自分自身サブイボがでちゃって耐えられなさそう;
サイト名って、「名は体を表す」じゃないけど、サイト名次第でコンテンツや記事の体裁などもすべて決まってきそうで、なかなかいいものにはたどり着かない。
私自身時間がなかったのも理由の一つだけど、サイト名がしっくりこない、ってのも、製作開始に踏ん切りがつかない大きな要因だったと思う。
そんなこんなで数年を無為に過ごすのでした。。
サイト名に求められるものとは?
サイト名には、どんなものが求められるのか??
アイデアを脳内でこねくり回しているときに、この考えは何度も浮かんできました。
サイト名を自己評価したポイントは、大きいものでは以下の通り。
- 固有名詞たり得ること(さすがに自サイト名で検索して1位になれないのは嫌だ)
- サイト内のテーマや雰囲気がが分かるような名称がよい
- 自分自身で気に入ること(これが大きい!)
その他、覚えやすさとかブランディングとの兼ね合いとかもあるんだろうけど、そこらへんは個人メディアなのでスルーです。
もうちょっと脳内会議を再現してみましょうか。
固有名詞であること
繰り返しになりますが、サイトの来訪とかは興味がないので(ビジネスとしてやるわけではないので)、覚えやすさとかそこらへんは度外視しました。
ただ、サイト名検索で1位になるのは必須条件として考えていた気がします。
SEOで考えるとき、Googleさんの中では、サイト名を固有名詞として扱うはず。
ビジネスとしてやる場合は、そこにサービスに関連のある語句を入れたり、連想されやすいものを入れたりします。
サイト名が、他の一般的な名詞(非固有名詞)だった場合、サイトとしてのアイデンティティが形成されないのでは、と思ったりもしました。
その意味でも、固有名詞はマストだと考えています。
サイト内のテーマが伝わるものが良い
サイト名とは、名は体を表す、を体現するものであるべき。
これも上と少し重複しますね。
ファンシーな名称のサイトには、かわいいものがたくさんあったり、
いかつい名前のサイトには、大人な男性向けのコンテンツがありそうだったり、
私のサイト名企画は「色々考えたことを書く」だったので、このあたりはなかなかいい感じになりませんでした。
「いろいろ考えたことを書く」というフレーズから、言い換えたり英語にしたりしても、どうもしっくりこない。
広○苑とか
Wi○i○ediaとか
そこら辺をもじってみようと思ったんですけどね;;
自分が気に入ること!
サイト名は、自分が気に入ってなんぼですね。
だって、自分のモチベーションを維持できるかどうかが、サイト運営のキモですもの。
仕事でやるWebサイトは、仕事なので、収支が合う以上はなかなかクローズすることはないと思います。
(といいつつも、私自身なんどもWebサイトを閉鎖に追い込んでしまったわけですが(笑))
ただ、個人メディアであれば、モチベーションの維持は死活問題。
ただでさえ強制力がない上に、本企画では「気ままに書く」ことが主軸になるので、どこぞの著名人のような高い意識も収支も無いわけです。
なので、自分が続けられるだけのモチベーションになるものが必要でした。
これは、まだ書き始めたばかり(この記事も、ドメイン名取得の翌日に執筆)だから、果たして続くかどうかも分からないわけで。。
こればっかりは、明日以降の自分、任せた!
そして出来上がった「のこと考えた」
ここまでつらつらと偉そうなこと(でも実際はたいしたことを書いてない)を並べながら、サイト名のアイデアはただの思いつきでした。
しかも、サイト名ではなく、個々のページタイトルの名付けのテンプレ化をあれこれ考えてたときに、はたと思いつきました。
キーワード単体SEOのページ
個々のコンテンツを作る時、メインテーマをページタイトルにするわけですが、SEO的に考えると、ページタイトルは「キーワード」のほうが良い気がしたんですよね。
(これはWikipediaパイセンを参考に)
これは単体キーワードでSEOするときには超絶効果があるはずなんだけど、仕事でやると
「当たるかどうかもわからない施策に労力は避けない」
わけで、いつかは個人的にやってやりたいアイデアの一つでした。
ただ、コンテンツの表示(ビジュアル的に、HTMLのBody)として考えると、ターゲットキーワード単体をページタイトル(<h1>)として構えるには、ちょっと不自然な感じがしたんですよね。
※と言いながら、この執筆時点ではこの問題はクリアしていません。
HTML文書のタイトル(<head><title>)としては「〇〇についての考察」みたいにして、ページスラッグは「キーワード単体(Googleさんが外人なので、もちろん英語に)」みたいな作り方をすると面白いかな、と考えました。
Webサイトを作る方はご存知かもしれませんが、HTML文書としてのタイトルは、セオリーとしては
「ページタイトル | サイト名」
みたいな組み方をします。
ん、まてよ?
お決まりの文章をページタイトルにつけるより、サイト名にしてしまったら面白いんじゃ??
そうやってさらに色々妄想して、「のこと考えた」に至りました。
個人的なサイト名の良し悪し検証を振り返り
先に上げた、サイト名のポイントについて、もちろん検証をしてみました。
固有名詞になり得る(はず!)
日固有名詞や一般動詞を用いた サイトタイトルは、固有名詞としてGoogleさんに認識されにくいと考えられます。
それくらいなら、思い切ってオリジナルな字面にするなどの工夫が必要です。
「のこと」は、本来なら名詞のあとに続く「助詞+形式名詞」であり、Googleではキーワードとしては認識されない(はず)のものです。
しかし、文頭から「のこと」とつなげることで、またサイト内のページタイトルで何度も利用することで、固有名詞として認識されるのでは、と考えました。
「〜考えた」も一般動詞なので、このあたりはもっとひねりたかったのですが、、、、
まぁ、十分ユニークになったし、逆に、もともとのアイデア(「〇〇のこと考えた」)が成り立たなくなるので、このあたりが落としどころかと。
ということで、固有名詞化はクリアです。
(厳密には、今後固有名詞化されることで、検証を行っていきます)
サイトのテーマが伝わる(はず)!
サイトでは、私が考えた妄想や考察のアレコレを書き連ねるので、「考えた」は最適解な気がします。
気合を入れてバッチリするわけでなく、ゆるく自由に書いていくので、
あえて日本語を崩した
「のこと考えた」
は、サイト雰囲気、企画のノリ、熱意具合からしても、ちょうど良いかと。
ということで、この課題は問題なくクリア!
自分自身で気に入っている(はず!)
これも、コレばっかりは明日以降の自分に聞いてみるしかないのですが、、、
少なくとも、これを発案して、ドメインを取得した今日に至るまで、何人かの過去の私は、このサイト名を気に入ってくれました。
ユニークで、ゆるくて、SEO的な検証もできるなんて、なんとハイブリッドなサイト名ではないですか!
まとめ
サイト名は、一度作ったらなかなかやり直しがききません。
(出来ないことは無いですが、サイト名を変える頃には相当にモチベーションが下がっているでしょうね。。)
それだけでに、長いこと悩みましたし、個人メディアとして使うには、十分なものだと思っています。
この記事をご覧になる方がどんな意図でご覧になっているか、執筆者のわたしは知るよしもありませんが、脳内の無駄なやり取りを、生暖かい笑顔で読んで頂けたら幸いです。